応援したくなる人

人は・・・

がんばってる人を

応援したくなる


過酷な環境の中

がんばってる人を

応援したくなる


でもわたしは

普通に見える人も

応援したくなるんだ


つらいことがあっても

言うに言えない


過去のことは

胸に閉まったまま


少し無理して

微笑んでいる


ふだんは普通に見える

そんな人も

応援したくなるんだ







幸せ集め 

米粒くらいの幸せを集めると

おにぎりくらいの幸せになるよ


おにぎりくらいの幸せを集めると

米俵くらいの幸せになるよ


米俵くらいの幸せを集めると

田んぼくらいの幸せになるよ


田んぼくらいの幸せを集めると

地球くらいの幸せになるよ


幸せいっぱいの地球になるよ

幸せだらけの地球になるよ






癒しの風

5月の風を

そっと感じてみませんか


そよぐ風を

そっと感じてみませんか


堅くなった体が

ほぐれるように


堅くなった心が

くつろぐように


もとの体は柔らかだから

もとの心はふんわりだから


もう、だいじょうぶ

もうすぐ元に戻れるよ


泣き虫さん、涙をふいて

風が癒してくれるから


5月の風を

そっと感じてみませんか


癒しの風を

そっと感じてみませんか








さびしがりやさん 

さびしがりやさん

さびしがりやさん

一人でいるからさびしいの?


それとも

みんなといてもさびしいの?


さびしがりやさん

さびしがりやさん

人ってそういうものらしいよ


一人でいても

人といても

さびしい時はさびしいらしいよ


さびしがりやさん

さびしがりやさん

少しはこれで安心したかな








かなえるために夢があるなら 

かなえるために

夢があるなら

夢は

幻なんかじゃないよね


かなえるために

夢があるなら

夢を

とことん信じてもいいよね


雑音が聞こえてこようと

人に笑われようと

嵐が吹き荒れようと

重圧に押しつぶされそうになろうと


かなえるために

夢があるなら

夢は

とことん信じてもいいよね


心の底から

とことん信じてもいいよね






幸せのお守りと、幸せの万年筆(幸せになれるオリジナル小説)

幸せのお守りと、幸せの万年筆


都会の片隅に小さな公園がありました。 公園の隅にはちょっとしたベンチがあります。 

今、冴えない風貌の男がやって来て、ベンチに腰掛けたところです。 男は座った瞬間に、ふーっと深いため息をつきました。

彼は就活中でした。 今日も面接を受けたのですが、その場で断られてしまって意気消沈していたのです。 この時代だからというのもありますが男にはハンデがありました。 実は刑務所から出たばかりだったのです。

かといって凶暴な人間ではありません。 最初は生活苦から物を盗んだのですが、案外うまく行ってしまい、やめようやめようと思いながらも盗みを続けてしまった結果、御用となったのです。

刑務所から出てとりあえず、ある人の計らいでアパートを借りることはできました。 でもまだ、仕事は見つかっていないのです。



ふと気づくと、男のそばに中学一年くらいの女の子が来ていました。 明らかに中学生のようですが少し様子が変です。 その子はにこにこして男の隣に勝手に座ってしまいました。

知恵が遅れているのかなと男は思いました。 気まずい雰囲気に席を立とうとも思いましたが、疲れて少し休みたかったので、男はそのまま座っていました。

すると、女の子が何かをカバンから取り出しました。 そっとのぞき見ると、それは布製のお守りのようです。 ピンクの布に紺色の糸で「おまもり」と刺繍されています。

その長方形のお守りには、お花やちょうちょ、四つ葉のクローバーまでかわいらしく刺繍されていました。 男は思わず微笑みました。 女の子は、その手づくり感いっぱいのお守りをいじっています。



空は曇っていました。 今にも雨が降り出しそうです。 男は我に返り、また深いため息をつきました。 重々しい空気が流れています。

すると突然、女の子が男に話しかけてきました。


「これはお母さんがつくってくれたの。 しあわせのお守りなの」

「そうかい、それはよかったね」


仕方なく男が言葉を返すと、女の子はお守りを手のひらに乗っけて男にさし出すのです。


「はい、あげる!」


えっ? 男は耳を疑いました。 男がただただ驚いていると、女の子はもう一度言いました。


「あげる。 お守りあげる!」


この子にはわかってないんだ。 かわいそうに、大切なお守りだってことさえ理解できないくらい、知恵が遅れてるんだと男は思いました。
 

「おじょうちゃん、これはもらえないよ。 お母さんが作ってくれたんだろう? 大切なお守りだから、きみが持っていないとダメなんだよ。 さぁ しまっちゃいな」


ところが女の子は首を横に振るのです。


「あげる! お母さんがつくってくれたお守りあげる。 たいせつなお守りあげる。 しあわせのお守りあげる」


そう言いながら、ぐいぐいっと手をさし出すのです。 


「困ったなあ。 いいかい、もう一度言うけど、お母さんがきみのために作ってくれたんだ。 おじさんにあげちゃったら、お母さん悲しむよ」


女の子はまたまた首を横に振りました。


「お母さんは悲しまない。 お母さんはよろこぶよ。 幸せのお守りだからあげる。 幸せになれるからあげる」


あまりにしつこいので、男は根負けしてそのお守りを受け取りました。 でもこのままじゃ、この子が困るだろう。 そう思った男は紙とペンを取り出して、女の子のお母さん宛に、その場で短い手紙を書きました。

今のいきさつと感謝の言葉をしたためたのです。 ろくすぽ手紙など書いたことがありませんでしたから、大変でしたけど、女の子が帰ってしまわないうちに渡さなきゃと思って、知恵を絞っていっしょうけんめい書きました。



書き終わって、男ははっとしました。 今手紙を書いたペンは、柄にもなく万年筆でした。 男は、この万年筆だけは長年、大切に持っていたのです。

なぜなら、これは彼が中学に入学した時に親が買ってくれたものだったからです。 そのすぐ後、家庭は崩壊し、家族はばらばらになりました。 それから、親と暮らすことができなくなり、他人の家へ預けられたのです。

男はずっと親と会っていません。 会っていないけれど、唯一、親からの愛情の証であるこの万年筆だけは大事にしていたのです。

書き終えると男は女の子に手紙を渡しました。


「これをお母さんに渡してくれるかい」

「うん」 


そして、男はその万年筆を女の子にさし出しました。


「これはね、幸せの万年筆なんだ。 万年筆って知ってるかな、このペンのことだよ。 この万年筆には、たくさんの幸せのインクが入ってるんだ。 だからこれをきみにあげるよ」


女の子は何の迷いもなく、万年筆を受け取りました。


「ありがとう。 幸せのまん・ねん・ひ-つ。 ありがとう」


女の子はうれしそうに、万年筆と手紙を持って帰っていきました。



そして男もとうとう立ち上がりました。 曇り空もいつの間にか、晴れ間に変わっていました。 

男は女の子からもらった幸せのお守りをぎゅっと握り締め、小さなアパートへ向かって歩いていきました。




~おしまい~



読んでくれてありがとう。 他のお話も読みたいという方は、こちらもどうぞ!

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