It's My Life (訳詞)

これはメソメソしてる人に捧げる歌じゃない

信念が崩れた人のための祈りでもない

群集に埋もれるなんて真っ平さ

いいかい、今から声を大にしていうから

聞いてくれ


これは自分の人生さ

今やるか一生やらないかだ

永遠には生きられない

ただ生きているうちに

思い切り生きたいんだ

(自分の人生なのだから)


僕のハートは広いハイウェイ

フランキーもいってたように

”自分の生き方で生きてきた”

ただ生きてるうちに

思い切り生きたいんだ

自分の人生なのだから






ご存知 Bon Joviの大ヒット曲。 あくまで自分流に、意訳で訳してみました。 


Honesty (訳詞)

優しさを見つけるのは

そう難しいことじゃない

生きるための愛を

見つけるのもね


だけど 正直な心を見つけるのは

至難のわざさ

正直でいるって

いつも とても難しい


Honesty (正直・誠実)

なんて寂しい言葉なのか

人はあまりにも不正直


Honesty

めったに聞かれない言葉

そしてあなたから

引き出したい言葉





訳詞に挑戦。 今日の選曲は、Billy Joelの名曲 ”Honesty"です。 

私の場合は、歌詞がどうのというより、まずはメロディに惹かれました。 かなり昔の曲ですが、この曲が好きな日本人多いみたいですね。

あくまで意訳にしました。 まだこの曲を聴いたことのない人は、ぜひ一度聴いてみてください。 時代を超えて心に響くと思います。





100円玉相談室(幸せになれるオリジナル小説)

100円玉相談室


ショッピングセンターの7階の片隅に、ひっそりとその相談室はありました。 なんでもたった100円で相談に乗ってくれるらしいのです。

今日も誰かが入っていったようですよ。 様子を見てみましょうか。



そこに入っていったのは、おとなしそうな女の子でした。 高校の制服を着ています。 女の子は常にうつむき加減でした。 お約束の100円玉をテーブルの上に置くよう指示された彼女は、高校生らしいかわいいお財布からお金を取り出して、テーブルの真ん中に置きました。

その後、相談内容を簡単に説明するようにと促され、彼女はゆっくり、考え考え、話し始めました。



「私の名前は〇〇絵里です。 今16歳で高校生です。 性格のことで悩んでいます。 私は人の言葉が気になってしまうんです。 ささいなことでも、言われたこと全部気になってしまうんです」

「たとえばですか? ええと、友達に”暗いね”といわれて落ち込みました。 部活をやってるのですが、先輩にも 元気がなさ過ぎる、もっと声を出すようにと注意されました。 わかってはいるんですけど、どうしても大きな声出せなくて」

「親からもいわれます。 妹はあんなにはつらつとしてるのに、なんであなたはウジウジしてるのって。 いったんそういうこといわれると、私ダメなんです。 よけい落ち込んじゃって」

「私ってなんてダメな人間だろうと思って。 食欲もなくなってきました。 友達みたいに明るくて、ものごとを気にしない性格になれたらと思います。 こんな性格でもなおるんでしょうか? 気にしない性格になる方法ありますでしょうか? もしよかったら、ぜひ教えてください」



相談を聞いているのは、占い師のような黒いベールをかぶった女性でした。 ベールがかかっているので表情は読めません。 ですが、声はとても柔らかで、やさしいのです。

彼女はそんな絵里にこう答えました。

「結論からいきましょうか。 絵里さんでしたね? あなたはだいじょうぶです。 心配には及びません。 あなたはとてもすばらしい方です」

「そんなけげんな顔をしなくてもいいんですよ。 あまりに唐突過ぎましたね。 順序良くお話しましょうか」

「あなたはすぐ気にする性格なんですよね。 人の言葉に敏感なんですね」

「でも、人の言葉に敏感だからこそ、絵里さん、あなたはお若いのに、自分が発する言葉にも大変、気を配ってらっしゃいますよね。 そう、今お話しになったようにです」 

「人を傷つけるようなこと、決していいませんよね。 お友達にも、まわりの大人にも、言葉を選んで話してますよね」

「気にする性格だからこそ、気がついたこと、たくさんあるでしょう。 特にその、人への思いやりといいましょうか、言葉の使い方ですね。 その年でなかなか、できないことですよ」



絵里は今まで、性格のことで注意されたり、直せといわれたことは多々ありましたが、褒められたことはありませんでした。 それで、予想もしなかった言葉に心底、驚いてしまいました。

ベールの女性はさらに続けました。

「ここに、あなたの置いた100円玉がありますよね。 なんて書いてありますか?」

「そう 100という数字が書かれてますよね。 でも100円玉には裏面もありますよね。 はい、裏を返してみてください。 何がありますか? そう模様ですね」

「絵里さんはもしかしたら、100円玉の表か裏、どちらか一方ばかり見続けてきたのではないでしょうか」

「表を見続けていると、裏の模様のことなど想像もできなくなってしまう。 裏ばかり見ていると、表に何が書いてあったのかさえ忘れてしまう」

「性格も同じことなんですよ。 100円玉と同じなんです。 同じ性格にしても、表面もあれば裏面もある、いい部分もあれば悪い部分もあるのです」

「絵里さんは頭のいい方だから、もうおわかりになりましたね。 無理に生まれ持った性格を変えようとするのではなく、その性格のいいところも見てあげてください」

「だいじょうぶ、あなたならできます。 ほら、表情もぐっと明るくなりましたね。 笑顔きれいですよ」



若い絵里は素直な分、飲み込みが早かったので、100円玉の説明ですっかり理解できたようです。 笑顔の戻った彼女ははつらつとして見えました。

彼女は深々と頭を下げ、退室しようとしました。 するとそのとき、黒いベールの女性が呼び止めました。

「おっと絵里さん、その100円玉持ち帰って結構ですよ。 今度、性格のことでクヨクヨしてきたら、その100円玉を見つめてください。 表と裏、両方をね」

その日以来、何の変哲もないこの100円玉が、絵里のお守りがわりになっています。



~おしまい~


読んでくれてありがとう。 他のお話も読みたいという方は、こちらもどうぞ!