神様がくれるもの

2009年10月29日

神様はときどき

時間をくれるよ

自分と向き合う時間を


ちょっとつらいけど

ちょっと長いけど


たくさん心が動くけど

たくさん涙が出るけど


必要だから

大切だから


幸せに繋がるから

幸せの窓口だから


神様はときどき

時間をくれるよ

自分と向き合う時間をね
 



☆ スピリチュアル | Comments(4) | Trackback(0)

悩み・買い取ります(幸せになれるオリジナル小説)

2009年10月23日
悩み・買い取ります


世の中には不思議な商売があるもんです。 たとえばこの私、地味ながらもコツコツとビジネスをしております。 こんな時代ですが、お客様は絶えないんですよ。




その理由は・・・

私のしているビジネスというのは、お客様の悩みを買い取るというものです。 具体的な例で説明しましょうか?

ある日のこと、まだ若い女性のお客様がお見えになりました。 かわいらしい方でしたが、悩み続けたため、顔色も悪くやせ細っていました。




彼女は私に聞きました。

「悩みを買い取ってくれるって本当ですか? それならぜひ、買い取っていただきたい悩みがあるんです!」

彼女の悩みとは? それは最近、一番多いパターンでしてね。 職場での人間関係ってやつです。 彼女は同じ部署のAさん、Bさんにいじめられていたのです。

相手は年上で先輩たち。 何も太刀打ちできなかったんですね。 子どものいじめもそうですが、職場でのいじめも陰湿です。 彼女はすっかり参っていました。

私は喜んでその悩みを買い取ることにしました。 もちろんお金はいただきましたよ。 いくらかって? それはこちらに来て頂ければ、料金表をお見せしますよ。




彼女の悩みを買い取ってから一週間が過ぎました。 また彼女が来店しましてね。 今日は、その後の報告にみえたのです。

彼女は開口一番

「困ります! あんな方法じゃ」

と少し興奮しています。

「何かお気に召さないことでも?」

「AさんもBさんも突然、謎の病気にかかり入院してしまいました。 それってあれのせいですよね? 買い取ってもらったせいですよね? あんな方法じゃ私のせいみたいで、気持ち悪いです。 ああいうのルール違反ですよ」

「でも悩みは消えましたでしょう? 当の本人たちがいないのですから。 あの人たちは帰って来ませんから、もう悩まされることもないですよ」




それでも彼女は嫌だといい張ります。 たまにこういうお客様、いらっしゃるんですよ。 やり方が気に食わないとか、難癖をつけてくるのです。

「では仕方ない、今度はこの悩みを買い取りましょうか? つまり、入院している二人のために罪悪感にかられてしまってるわけですから、それを解消すればいいんですよね」

このお嬢さんは、思ったより賢い方だったようです。 すかさず彼女はこういってきました。

「でも・・・ふたりが戻ってきたら、また同じことですよね。 またいじめられるんだわ。 他の方法はないんですか? 誰も傷つけないような。 たとえばふたりが遠いところに引っ越してしまうとか」

「方法自体を変える場合は、別料金になるんですよ。 これはおすすめしません。 一番下のプランでも300万円以上しますからね」



彼女はため息をつきました。 しばらく考えてましたたが、やがて決心したように口を開きました。

「300万も払えないし、かといって、今の方法はガマンできません。 ふたりの病気を今すぐ治してください。 退院させてください」

「わかりました。 では、今おっしゃった悩みを買い取ることにしましょう。 今回は千円だけいただきます」




さらに一週間が過ぎました。 そう、あの彼女がまたやって来ました。 でもね、私にはわかっていましたよ。  また報告に来るってことが。

彼女の顔は前とちがってすっきりしていました。  どこか生き生きしていました。

「おかげさまで、いろいろなことが学べました! ありがとうございました」

彼女はうれしそうに報告をしてくれました。 そして満足そうな表情で帰っていかれました。



えっ 彼女の報告の内容を知りたいって? そりゃあ そうですよね。 では、かいつまんでお話しましょう。  彼女の言葉をそのまま引用しますね。


「あれから出社すると、AさんBさんはあっという間に退院し、会社に戻ってきました。 がっかりするとともにほっとしました。  でもやっぱり、健康になった人間を見るのは嬉しいものです。 今までは、二人の前では下ばかり見ていましたが、思い切って明るく挨拶してみました」

「ふたりの様子が変わっただろうって? いえ、それが・・・最初だけですねぇ。 根っからあの二人はイジワルなのかも」

「でもいいんです。 大切なことに気づいたから」

以下が、彼女の気づいたことです。 書き出してみますね。




☆ その悩みを排除しても、自分のとらえ方・考え方を変えない限り、また似たような悩みがやって来る

☆ 悩むことが悪いのではなく、その悩みといかになかよく共存していくかが大事

☆ 悩みは次の幸せへのステップになるから、気にしすぎないこと

☆ だいじょうぶ、だいじょうぶ! 悩みがあってもだいじょうぶ!



~おしまい~


読んでくれてありがとう。 他のお話も読みたいという方は、こちらもどうぞ!



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お花はやさしい

2009年10月17日

お花はやさしい

なんにもいわないけれど

なんにも答えないけれど

お花はやさしい

傷ついたこころを

そっとなでてくれるから

お花はやさしい

とってもやさしい 





傷ついたときは草花に触れてみて。 きっとあなたを癒してくれるから。 引き続き秋の日の週末をお楽しみください。

それでは!

☆ 自然、街 | Comments(6) | Trackback(0)

ゴミおじさんの人生論(幸せになれるオリジナル小説)

2009年10月13日
ゴミおじさんの人生論


郊外のとあるマンション。 そこにゴミおじさんと呼ばれる60代の男性が住んでいた。 

マンションの前はゴミだらけ。 道行く心ない人たちや近所の柄の悪い子ども達が、平気でゴミを捨てていく。

ゴミおじさんは誰に頼まれるわけでもなく、朝、夕、マンション前を掃除していた。 ゴミをていねいに拾い、拾った後はホウキで掃いてきれいにするのだ。 

だがおじさんがいくらきれいにしても、ゴミが減ることはない。 捨てていく人が絶えないからだ。


ある日の夕方、ゴミおじさんが掃除をしていると、同じマンションに住む10代の少年ユウヤと、その仲間達が現われた。 生意気盛りの彼らは、近所でも評判の悪い子たちだった。 

リーダー格のユウヤが、ゴミおじさんの作業をじゃまするかのように立ちはだかった。 そしてこういった。

「よう、おっさん。 かっこつけてるんじゃねぇよ。 そんなにいい人と思われたいのかよ」

ゴミおじさんは答えた。

「自分が楽しいからやってるだけだよ」



それから数日後。 ユウヤがひとりで学校から帰ってきたときのこと。 夕方だった。 

また、おじさんがマンションの前を掃除していた。 この間は友達の前で強がっていたユウヤ。 本当は罪悪感を感じていたのだ。 でもまだ素直になれなかった。

「お、きみか。 元気かい?」

今度はおじさんの方から話しかけてきた。

「別に。 ってかさ、なんだっていつもそんなことしてるわけ?」

こないだよりトーンダウンしたユウヤがこうたずねると、おじさんは手を止めて答えた。

「楽しいからだよ」

ユウヤの父親は単身赴任中でめったに帰ってこない。 ユウヤはもう長い間、大人の男の人とゆっくり話したことがなかった。

「マジに言ってんの?」

「ああ、ゴミはね、正直なんだ。 片づければ素直に動いてくれる」

ユウヤには意味がわからなかった。 それでも、もっとこの話を聞いていたい気になった。 そこで、もっとゴミの話をしてほしいと思わず懇願してしまった。

おじさんは話し始めた。

「たくさんあるゴミが、少しずつ順々になくなっていくのは気持ちがいいもんだよ」

「でも片づけてるそばから、捨てていく人がいるじゃないか。 無駄だよ。 こんなんじゃ一生きれいにならないよ」

とユウヤ。 

おじさんはそばの植え込みの枠に腰掛けた。 コンクリートになっており、座るのにちょうどいい高さだったのだ。 気づくと、ユウヤも隣に座っていた。


人生にはゴミがつきものだ。 このゴミが片づいたと思ったら、今度は別のゴミが出てくる。 切りがない。 だけどね、それでもこれは無駄じゃないんだ

「人生のゴミはすごく多いように見えるけど、次から次へ出てくるように見えるけど、実はそうじゃないんだよ」

人生のゴミはね、自分で片づけられる範囲のゴミなんだ

「次々出てくるゴミ、これをきれいにするには方法は一つしかない。 地道にやっていくことだ。 いつの日か、ゴミは少しずつ減ってくる。 わからないくらい少しずつだけどね」

「いつの日か、ゴミは片づく。 とてもいいもんだよ。 きれいになっていく様子を見るのは、気持ちのいいもんだよ」

ゴミを片づけるのも、だんだん楽しくなってくる。 人生と同じさ


元来、ユウヤは頭の回転の早い子だった。 彼は思った。

「オレの人生はゴミだらけで、あきらめるしかないと思ってた。 でも、地道に片づけていけば、いつかいいことあるかも知れない」


その日を境に、ゴミおじさんには強力な仲間ができた。 

人々は、赤の他人同士である年齢の離れた二人が、いつも楽しそうに談笑しながら、マンション前を掃除している姿を目にするようになった。



・・・十年後。 

不思議な縁で、海外で働くことになったユウヤ。 苦しいこともたくさんあるけれど、毎日が充実している。 ユウヤは今でも、ゴミおじさんの言葉を思い出す。

ー人生のゴミは、自分でコツコツ片づけていくしかない。 でもそれも、いいもんだよ・・・ 人生って思ったより、いいもんだよ。


~おしまい~


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